西東京市にいる組み込みおやじ-電子工作、回路設計、ファーム TIPS

このブログは令和デバイス株式会社の菅原が、電気電子、電子工作、組み込みソフトウェアなどで、自分が苦労したところや面白い気づきなどを記事にしていきます。電子工作やマイコンに親しむ人が少しでも増えたらという思いでつづります。
やっぱり、電子工作が好きなんですよ。
Xport カスタマイズ メモ
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    JUGEMテーマ:組み込み開発

     

    最近 Xport のカスタマイズをする必要に迫られた。

    ちょっと特殊な開発環境でもあるので、メモしておく

     

     

    XPORT は ご存じの人が多いと思うけど、LANのコネクタのような形状をしていて、LANとシリアル変換できる装置だ。

    シリアルポートさえあれば非力なマイコンからでも制御できるので、産業用の装置などに採用されている。

    代わりとなる製品で有名なものはない。中華の製品でそっくりなのがあるけど、評価はまだしていない。

    XPORTが嫌ならば、自分で LANのICをたたかないといけないし、MACアドレスをどうするかという問題もあり、そこまで速度もいらないし開発費もかけられないということであれば、これしかないであろう。微妙にバージョンアップしているようだけどかなりの

    ロングセラーといえる。

     

    当初 Xportのカスタマイズをするために Xportの販売代理店にいろいろと相談した。

    いろいろと勘違い思い違いもあったが、私が勘違いするということはほかの人も勘違いするだろうとのことで、参考になれば幸いです。ただ、私も初心者なので間違えるていることもあるかもしれない。間違いに気づいたら後から修正します。


     

    ◆Xportのカスタマイズは 販売代理店が提供する

     

    実は XPORTは購入時に入れてあるアプリケーションを入れ替えることができる。RS485対応にしたりと、あまり数は多くないけど、いくつかのアプリケーションがLantronixで公開されている。

    導入してからもしばらくはLantronixのプログラムをカスタマイズするのかと思いこんでした。

    しかし、説明はすべて日本語だし、サンプルプログラムを走らせてみると 販売代理店の名前やロゴが随所に出てくる。

    そう、カスタマイズの開発環境は 販売代理店が開発したもののようだ。

     

    そのため Webの設定画面も違う。

    最初はがっかりしたけど、資料もサポートも日本語なので、これはこれでよいと思う。質問すればたいてい翌日には回答が得られる。


     

    購入したXPORT05とはインストールされているブートローダーが違う。ブートローダーが違うということは アプリケーションだけ変更するということはできない。

    このブートローダーはシリアル経由でダウンロードするため、基板に実装する前にブートローダーとアプリケーションをダウンロードしなくてはならない。あるいは 実装する基板に シリアル通信ポートを切り替えられるようにして DeviceInstallerやターミナルソフトでアクセスできるようにしておかなければならない。

     

    一旦ブートローダーとDeviceInstallerに対応したアプリケーションを入れてしまえば DeviceInstallerでプログラムを更新することができる。(ハングアップしていなければ)

     

     

    ◆開発環境がめちゃ古い

     

    開発環境は Borland C++ だったりする。また リアルタイムOSとして uItron4.0を採用している。

    CygwinでCUIで開発することとなる。

     

    コンパイラが 16ビットアプリなので、 XPで動く。

    Window7では Vertial PCとして XPモードがあるので、これで開発することができる。

    Window10 では無理っぽいです。

     

    当然 eclipseみたいな統合開発環境はない。自分でなんとかするか、 CUIで頑張ることとなる。

     

    Window7 で開発する場合、64ビットより 32ビットのほうが良いのではないかと思う。

    TFTPソフトを使ってアプリの更新ができるけど、 64ビットではうまくファイルの受け渡しができなかった。しかたなく32ビットのWindows7のPCを引っ張り出してためしたらすんなりうまくいった。

     

    また、Web上を検索しても Xportをカスタマイズしたブログなどの記事は見つからない。

    頼りは代理店の技術サポートだけになる。先人の試行錯誤など記事があれば参考になるのにと思う。

    まあ、ほとんどの人は標準で使っていると推測される。標準の XPORTの完成度は高いともいえる。

     

    windows7 のサポート終了も間近となっているが、その後どうするのかちょっと心配。

     

     

    | 令和デバイス-菅原 | XPORT | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
    an-r01an0339ju0205-rx-can RX63系で CAN0が動作しないことがある報告
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      JUGEMテーマ:組み込み開発

       

      RX600 シリーズ CAN アプリケーションプログラミングインタフェース

      an-r01an0339ju0205-rx-can 

      R01AN0339JU0205
      Rev.2.05
      2018.02.07

      にて。。

       

      RX63 の CANのマイコンで不具合があります。RX62系はありません。

       

      RX630 で 以下のようにCAN0のポートを PD1,PD2にしたところ 動作しませんでした。

       

      config_r_can_rapi.h 

      #define CAN0_RX_PORT PD2
      #define CAN0_TX_PORT PD1

       

      実機でデバッグ中にレジスタを見てみると CAN0のレジスタに書き込みされていませんでした。

       

       

      原因を探ったところ以下のところに不具合がありました。

       

      r_can_api.h 

      78行目から

      /******************************************************************************
      Definitions Used to make the port pin selection logic work 
      ******************************************************************************/
      #define    P14        14
      #define    P15        15
      #define    P32        32
      #define    P33        33
      #define    P54        54
      #define    P55        55
      #define    P66        66
      #define    P67        67

       

      とあります、 PD1,PD2の設定がありません。

       

      PD1,PD2の設定がないところだと 以下のような記述の場合

       

      #if (CAN0_RX_PORT) && (CAN0_RX_PORT == P33)

       

      #elif (CAN0_RX_PORT) && (CAN0_RX_PORT == PD2 )    

        ここを有効としたい

      #else     

        しかしここが有効となっていた

      #endif    

      PD2が #defineされていないので #else以下が有効となってしまいました。

      すなわち、 ポートが設定されていないので CANは使わないという解釈がされていました。

       

       

      そこで

      #define      PD2        132
      #define      PD1        132

       

      と追加したところ 動作するようになりました。

       

      PD2,PD1に設定する値は 他のポート設定と重複しなければOKです。

       

      今回 北斗電子のHRSBRX630Bで開発していました。

      HRSBRX630B は PD2,PD1をCANのポートとして 回路設計しています。同じようにはまることがありませんように。

       

       

       

      | 令和デバイス-菅原 | Renesas RXマイコン | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
      会社設立となりました
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        JUGEMテーマ:組み込み開発

         

        いままで個人事業として活動してきましたが、活動内容が大きくなってきたこともあり、法人化することとなりました。

         

        新組織名

        令和デバイス株式会社

        令和元年5月8日設立 !

        ということで、新しい時代の幕開けに 新しい組織となりました。

         

        このブログは 今まで通り継続していくこととなります。

         

        会社設立にともない ビーコンの業務はすべて 新会社が引き継ぎます。

         

         

        | 令和デバイス-菅原 | このブログについて | 05:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
        nRF52 SPIのMISOピンをプルアップ設定にする
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          JUGEMテーマ:組み込み開発

           

          nRF52でADCをSPI通信で動かしているが、一点問題がでてきた。MISOピン(マイコンから見ると受信データ)のプルアップをしていないため、SSピンが LOでないときに MISO ピンがオープンになってしまう。

          nRF5xのIOポートは個別に プルアップ、プルダウン等の設定にできるのだけど、 Nordicから提供されているSPIのライブラリではMISOピンが プルアップ設定になっていないようだ。

          ライブラリを活用しているので、ライブラリで提供されている関数で行うのが美しい。

          かといって、MISOをプルアップにするオプションは見当たらなかった。

          そこで、 ペリフェラルの設定を直接変えることとした。

          青文字が追加した部分。

           

            nrf_drv_spi_config_t spi_config = NRF_DRV_SPI_DEFAULT_CONFIG;
              
              spi_config.ss_pin   = SPIM0_SS_PIN;
              spi_config.miso_pin = SPIM0_MISO_PIN;
              spi_config.mosi_pin = SPIM0_MOSI_PIN;
              spi_config.sck_pin  = SPIM0_SCK_PIN;
              spi_config.frequency    = NRF_DRV_SPI_FREQ_250K;                     
              spi_config.mode = NRF_DRV_SPI_MODE_1;

              APP_ERROR_CHECK(nrf_drv_spi_init(&spi, &spi_config, spi_event_handler,NULL));
              

              NRF_P0->PIN_CNF[SPIM0_MISO_PIN] |= (GPIO_PIN_CNF_PULL_Pullup<<GPIO_PIN_CNF_PULL_Pos);
           

          これにより、プルアップが効いて、SSがLO以外の時でも オープンになる事はなくなった。

           

          | 令和デバイス-菅原 | nRF5x Nordic | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
          ノイズのことはノイズのプロだな
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            先日ノイズのトラブルがあった。

            弊社で作った電子回路の ADが異常な値を表示するとのこと。

            何度か現場に足を運んだが、ある程度はよくなったが、どうも原因が複数あるようで、自力解決は時間がかかりそうだなという判断になった。

             

            そこで、以前セミナーで講師を務めていた方が開設するノイズコンサルの会社を思い出して連絡してみた。

            その会社は SSノイズラボラトリ という会社で、メールで問い合わせたら数日後に回答をいただいた。

             

            SSノイズラボラトリ

            https://www.ssnoiselab.com/

             

            社長さんはもともとは大手の電機メーカーで、自社の製品が使われている現場の電気的なトラブル対応をしていたそうだ。大学の講師などもしているらしい。

            相談すると現場に来てくれるとのことで、同行してもらい、現場でノイズの観測や 発生源、経路の特定と仮処置をしていただいた。

            最初は結構悩んでいたが、状況が確認できると、原因や対処について説明してもらった。

            自社製品や接続先の装置の問題点、配線の問題などを指摘してもらった。

             

            結構お忙しいみたいなのだが、今回はたまたま同行していただきラッキーだった。

             

            EMSなどのノイズ試験などにも相談に乗ってくれるようだ。

            ノイズのことで悩んでいたら、こういう専門家に頼るのが一番かなと思った。

             

             

            JUGEMテーマ:組み込み開発

            | 令和デバイス-菅原 | 組み込み開発 | 10:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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