JUGEMテーマ:組み込み開発
重量測定に大活躍の安価なADコンバータHX711。これにはCH.AとCH.B 2本のロードセルを接続することができる。2本のロードセルが同じ条件で測定できたらいいのだけれども、残念ながら CH.AとCH.Bではゲインが違う。
データシートをみると Gain64の時は CH.Aと書いてある表とCH.Bと書いてあるタイミングチャートがある。
せっかく2本つなげたのでどちらが本当か確認したみた。結果はTable3の表のほうが正しく、タイミングチャートは誤植であることが分かった。
・低消費電力モードについて(パワーダウンモード)
HX711からは コントローラーから PD_SCK 1本のみで制御する。
PD_SCLKをHIにして60uSec経過するとパワーダウンモードとなる。なのでパルスのHighTimeは最大50uSecという制限がある。
データシートによると パワーダウンモードになると デジタル側で 0.2uAの消費電流、アナログ側で0.3uAということで、合計しても1uAに満たないとある。実際にやってみると パワーダウンモードにはいると ふらふらしながらやがて40uAあたりに落ち着く。
これについては市販のHX711ボードを使っていることもあり、原因は不明。
・RATEについて
多くの市販HX711基板は 10SPSに設定されている。
RATE端子をHIにすると 80SPSで動くので、短時間で測定ができる。テスターにて消費電流を目視で確認したがRATEによる差はわからなかった。