2017.02.12 Sunday
ラズパイでシステム構築はありか?
JUGEMテーマ:組み込み開発
RaspberryPi ですが、最近また盛り上がってきました。
これは ラズパイ3になって 、値段はほとんどそのままで、能力が大幅アップしたことが大きい。インストールも楽になったし。
初代ラズパイはさすがに動くけど遅かった。定期的なデータ収集などでは問題がなかったけど。
ラズパイ3は、速いと思えないけど、UIも実用的な速さになった。
で、最近流行の IoT でもラズパイで簡単構築みたいな記事が結構ある。
まあ、簡単に構築できるのはいいとして、それからとりあえず デモンストレーションのために作ることに関しても、いいだろう。
でも本システム構築するのはリスクが伴う。
ラスパイってどんなものかと考えると、タブレットPC からLCDとバッテリーとケースを取っ払ったものと考えられる。
タブレットもラズパイも安いけれど、これは旬のプロセッサはじめとして電子部品を大量調達で一気につくるからやすいのであって、生産は一時のものだ。 で、旬が過ぎれば、新たなプロセッサでラズパイ4とか 5とかどんどん進んでいくのだ。
運用にはいったシステムでラズパイ3が使われたとして、万が一壊れてしまったも修理も代替品の調達も難しくなるだろう。
だから長期間運用するものはやめておいたほうがよいと思う。 あるいは代替のラズパイ3を大量に準備するとか。。
小さい基板上に高密度に部品を配置していて、CPUの熱もかなり高くなるので、耐久性も心配なところはある。
お客様より「ラズパイつかって安くしてよー。」といわれたとしても、リスクをよく説明するのが大切かと思う。