西東京市にいる組み込みおやじ-電子工作、回路設計、ファーム TIPS

このブログは令和デバイス株式会社の菅原が、電気電子、電子工作、組み込みソフトウェアなどで、自分が苦労したところや面白い気づきなどを記事にしていきます。電子工作やマイコンに親しむ人が少しでも増えたらという思いでつづります。
やっぱり、電子工作が好きなんですよ。
UP mini2 ES フィラメントをTPUで挑戦
0

    JUGEMテーマ:3Dプリンタ

     

     

    UP mini2 ES で 柔らかい素材である TPUのフィラメントを使ってみた

    フィラメント

    Pxmalion Flexible TPU 

    - 材質:Flexible TPU
    - おすすめ温度:ノズル 190-230℃  ベッド 0-60℃
    - おすすめ印刷スピード:25-90 mm/s
    - フィラメント直径:1.75mm
    - スプール寸法:幅200mm 穴径54mm 厚み63mm
    - 適用:通用(ほとんどの3Dプリンターが適用)
    - 素材重量:1KG
    - 製品重量:1.4KG

     

    UP mini2 ESでは TPUのフィラメントに対応していない。買ったばかりなのにTPU用に3Dプリンタを導入するわけにもいかないのでパラメータをいじってみて工夫してみる。

     

    Pxmalion  Flexible TPU  は柔らかいけどふにゃふにゃというほどではない。

     

    UP mini2 ESでは使えないけれど、UP studioには TPUフィラメントの設定もあるので、これをベースに変更をしていく。

     

    温度を240度とする。UP mini2 ES はこのフィラメントに限らず、20℃〜40℃くらい高めにした方がうまくいくように思う。

    Printセットでは

    ScanSpeedをやや遅くする。

    Line Widthは 普通にExtrude して出てきたフィラメントの太さがだいたい 0.24だったので、この辺りにした。

    これでも足りないようであればSend Ratioを1.5くらいの 大きめに設定するのもよいと思う。あまり大きいと、フィラメントが多すぎて穴などがうまくあかない現象が起こる

     

    出力の設定では NoRaft にする。

    普通は infil を100%にするが、今回は時間短縮で 15%

    TPUの場合、ラフトがつくと厄介なので、ラフトなしにする。

    ここでは船が表れているが、実際につもはこの素材はシート状の形状のものだったりするので、ラフトもサポートも不要なものが多い。

     

    Line Widthが通常のフィラメントの半分ぐらいの設定なので、出力時間も単純に倍になってしまう。

     

    失敗例 : 最初の試行錯誤 SendRatioが小さいとこんな感じになる。

     

     SendRatioと LineWidthの調整でこの症状は克服した。

    小さいものの出力は大丈夫だけど、80mmぐらいの大きさのシート状のものを印刷すると以下に示す写真のようになった。

    失敗例 シート状の製品はRaftださないので、ステージにいきなり出力される。ここで、ノズルが離れていると、ぺらりとはがれたようになってしまう。

    nozzle offset を調整する。この場合は大きくするとよかった。

     

     

    きちんと出るとこんな感じ。

    ステージにきっちり張り付くので取るのが大変。

     

     

    ベンチマークの船も出力してみた。煙突がゆがんでいる。それ以外は大体良い。

     

    | 令和デバイス-菅原 | 3Dプリンタ | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
    UP mini2 ES 使ってみて レビュー
    0

      JUGEMテーマ:3Dプリンタ

       

      最近 3Dプリンタを導入。

      TierTimeの UP mini2 ES 

      出来合いのケースだと具合が悪い時に、ちょっとケースを作るような用途を考えている。

      なぜこれにしたかというと、数年前にも3Dプリンタ導入を考えていて、この時に、薦められたのが、この会社の UP plus2 だった。

      なにかお勧めかというと、自分であれこれ調整しなくても、普通にきれいに出力されるということにつきる。

       

      安い価格帯の3Dプリンタは自分で組み立てしなければならない。これもなかなかトラブルが多そうだ。腕に自信があれば自作でもいいけど、自信はない。っていうか、こういうの凝りだすと時間が無限にかかるが、そんな時間がない。

      あと、安い価格帯だとフィラメントが PLAしか対応していない物もおおい。

       

      最初はこれにしようと思った。しかし発売時期から年月も経っているし UP mini2 ES 発売直後だったし、ケースもついていて、おしゃれということもあり、また、出力のサイズはそんなに大きなものは不要であろうということでこれにした。

      普通に検索で最初に表示されるサンステラから購入した。

       

      初めての3Dプリンタで他社の比較もできないのでどうかなということもあるけど、思ったことを書き留めておこう。

       

      ・サンステラさん サポートがいい。問い合わせすると当日から翌日で回答をいただけることが多い。

       

      ・マニュアルについては、もうちょっと丁寧な方がいい。もっとも、深くするとUP mini2 ESのマニュアルというよりも 3Dプリンタの教科書になってしまうかもしれないので、ほどほどにしておいて、サポート充実という考えなのかもしれない。

       

      ・UP mini2 ESはフレキシブルな素材には対応していない。PolyFlex など柔らかい材質を使いたい場合は上位機種でないと対応できない。

       

      ・LCDだけと、いくつかのWeb上の写真ではカラーLCDになっているけれど、こちらにあるのはモノクロ

      →モノクロと思っていたが、普段出ている画面はモノクロだけど、カラーの画面もありました。

       

      ・PCとUSBで接続するが、接続がうまくいかないことがある。

       

      ・アップデートファイルを入れたUSBメモリを挿入して起動すると、ファームウェアのアップデートをする。

       

      ・ファームウェアのアップデートは頻繁に行われている模様で、マニュアルと実物で 本体LCDの表示やアプリの表示がずいぶん違

      うところもある。

       

      ・ちゃんと決まった時には、素晴らしい出力になる。

       

      ・ファームウェアの完成度がいまいちで、連続出力していると、タッチパネルが応答しなくなることが、結構頻発する。そんな時でも、出力はきちんとできたりする。

       

      ・PCの専用アプリ UP Studio であるが、出来がいまいちな感じがする。

       

      ・純正のパーツ、フィラメントはやや高いなと思う。

       

      ・Web上ではレビューとか情報が少ない。

       

      ・装置内にHEPAフィルターを装備していて、においはかなり抑えられているのではないか。オフィスで動作させるときには、これはありがたいだろう。

       

      ・サポートは薄くてはがしやすい。

       

      不満のなかには、私の知識経験の不足から起因するものもあるだろう。また、今後のアップデートで改善してくれるのではないかと期待する。

       

      高さの調整をきちんとするやり方がわかるまでは、せっかく作ってもはがれてしまったりと、なかなか思う通りにいかないこと多かった。そんなときに Webで検索すると、別の3Dプリンタの記事や動画がでてきて、きれいに出力されているのを見ると、こちらもいいかなと目移りしてしまう。3Dプリンタには沼がある。これから本当に自分にあった3Dプリンタに出会うまでずぶずぶと埋もれてしまう予感もある。

       

      総評として、

      純正のフィラメントを使って、普通に出力すればかなりいい感じの3Dプリンタなのだろうと思う。

       

       

       

      | 令和デバイス-菅原 | 3Dプリンタ | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
      3Dプリンタのすばらしさ
      0

        JUGEMテーマ:3Dプリンタ

         

        最近ケースを試作する必要があって3Dプリンタを導入。

        今まではタカチなどの出来合いのケースに加工をすることが多かったが、それでは間に合わない形状だったので3Dプリンタでゼロから作ることとした。

         

        激安の3Dプリンタもたくさんあり、評判の良いものもあるので、最初はこれで行こうかと思ったが、安いプリンタは当たりはずれが大きい恐れがあるし届いたときに破損しているというような記事を散見した。初心者が外れに当たって、印刷よりメンテに時間がかかっては本末転倒なので、 UP mini2 ES 3Dプリンター にした。

        https://www.pp3dp.jp/3d004.html

         

        UP Plus2 3Dプリンター はかなり前からあるけど、非常に評判がよい。で、このUP mini2 ESは新製品で発売されたばかりと、しゃれたケースに入っていること、プリントサイズは 縦横高さ 120mm で、自分の用途では十分であったので、これに決めた。

         

        3DCADは DesignSparkMechanical を使っている。これはフリーだ。

        3D設計専業でやるとか、ある程度稼働時間があれば、高額な3DCAD導入もありだけど、使わないときには何か月も使わないソフトに高額なものは導入できない。 DesignSparkMechanical は以前にセミナーに参加して基本的な使い方はマスターできていたことが大きい。 DesignSparkMechanical についての大きな不満はないけれど、操作とか世界観は他の3DCADと違い、独特のものなのかもしれない。他の3DCADは使ったことがないが、なんかそんな気がする。

        他の3Dソフトと データの共用なんてのは、そんなにいい感じではなさそう。

         

         

        最初なので結構いろいろと失敗もするけど、3Dプリンタに関してはマニュアルのキャリブレーションがちゃんと決まれば結構安定して動いてくれている。

        あとは 物の厚さや形状、プリントの方向などは、3Dプリンタの特性を十分に把握して考慮した形状にすることも必要だ。

         

        やって見て思ったのが、とりあえず印刷ということができるのがいい。

        私も系統だった機構設計の教育も受けていないこともあり、一発で完成品を設計することは難しい。

        例えば、3Dプリンタがなくて、いきなりモデリングを依頼しちゃったりしても、私だと失敗することは明らか。

        単純な形状のところではいいけれど、微妙なとこについては 正しい図面を描いてもうまくいかないこともあるので、何度か試行錯誤をして落とし込むことが必要。なのでこまめに3Dプリンタで印刷できて実物で確認できるのは本当にありがたい。

         

        ソフトウェアの開発にちょっと似てきたなと思う。とりあえず印刷してみてそこから決めると。

         

         

         

        | 令和デバイス-菅原 | 3Dプリンタ | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        30      
        << June 2019 >>
        + RECOMMEND
        + RECOMMEND
        + SELECTED ENTRIES
        + RECENT COMMENTS
        + RECENT TRACKBACK
        + CATEGORIES
        + ARCHIVES
        + つぶやき
        + MOBILE
        qrcode
        + LINKS
        + PROFILE